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「〇〇の好きなアーティスト/音楽は?」の最適解。

01 「〇〇の好きなアーティスト/音楽は?」の最適解。

会話の流れでよく出る質問のひとつに「〇〇の好きなアーティスト/音楽は?」というのがあって、いつも萎えるわ~と思っていた。実際、この質問を聞かれて困った経験がある人は少なくないと思う。ジャズやロック、ヒップホップ、それらをさらに細分化したジャンルよろしく、クラブミュージックも……みたいな。とにかく雑食的に音楽が好きっていう僕みたいな人って少なく無いんちゃうか?と、思います。長年、この質問における僕なりの最適解をずーっと模索していたんですが「聞いたことのない音楽を聴くことが好き」と、答えるのがベストやなぁと最近になって気づいた。

例えば、中一くらいの頃ラジオで河口恭吾の『桜』を聴いたことがあって、たぶんリリース直後くらいで(うろ覚えですいません!!!)夜中のラジオで流れてきて、ええ歌やなーって思って学校でみんなに話したら、全然知らへんと。でも聞かせたら、めちゃええやんとなって。ほんで、しばらくしてじわじわとオリコンチャートの上位に食い込んできて、歌番組にも出るようになって、なんか鼻が高かったのを覚えている。そんなことが良くあったしツレもそれを知ってか、僕に音楽のことを聞いてくれることが多かった。ラジオだけじゃなくてレコード屋とか今は絶滅しかけているレンタルビデオ屋に通い詰めては、良さそうな新譜を探しては買うなり、借りるなりしてそうした布教活動は続けていた。その頃からバンドなんかもはじめて更に音楽にのめり込むようになっていった。高校生や大学生になると、ライブハウスやクラブ、フェスみたいな現場で新しい音楽との出合う機会が増えて、僕は初めて聴く音楽に特に感動するんやなぁと気づいてきた。こうやって、自分の性質について改めて考えると“新しいものを探して、その良さをみんなに伝える”編集者的な目線は小さい頃からずーっとあったんやなぁと、しみじみ思う。

最近で言うと、DENIMSってバンドのカマチューと夜中の[なんばハッチ]で盆踊りできるみたいな意味のわからんカオスなイベントに行った。そこで、初めて観た奥歯’sって広島のバンドが少ない客を前に破茶滅茶にカマしてて。気づいたら目を潤んでたし、どえらい感動味わった。楽屋にまでわざわざ行って握手してもらって、がめつく音源までいただいて(ミーハーですんません)。ライブが進むにつれて、演者のネームバリューも上がっていくんやけど、一定の以上の良さはあるものの、それが霞むほど奥歯’sの仕上がりは良かった。

このあいだも京都発のカルチャーメディア『ANNTENA』の堤くんが、タイのソウルバンドSupergoodsを心斎橋の[CONPASS]に呼んでいて、聴いたことないアーティストだけど寄ってみるかな~と、顔を出した。ふれこみではソウルバンドと聞いていたけど、いざ演奏が始まるとめっちゃサイケだしミクスチャーだし、ボーカルの強さと動きに誘われて思わず踊っちゃうほどの衝撃だった。呑んでへんかったけど、もし酒を呑んでたら更に気持ちよい音楽体験になったと思う。レイヴとか、すげーデカい箱でのパフォーマンスも観てみたい。どないして、盛り上げるんかが気になる。こうやって、ふたつの素晴らしい音楽体験みたいなものをものすごくかいつまんで簡単に書いてみたけど、やってることも作ってる音楽も国籍も年齢もちゃうねんけど、どっちも好きな音楽だったし好きなアーティストだった。

で、話は戻るんやけど「〇〇の好きなアーティスト/音楽は?」と聞かれたとき、今みたいに最近あったナイスな音楽体験の話でアンサーするってめっちゃ楽やし、ええと思う。音楽が好きな人って一定数現場にいくことがあると思うし、例えば対バンとかフェスととかで、聞いてみたら案外良くて目当てじゃないのアーティストに興味を持ったりする事って結構ある。ほんで、直近生で観たアーティストについての話しというのは、記憶も鮮明だしエピソードトークにもしやすい。ずっと好きみたいな愛と情が篭った渾身のそれじゃないから、誰に話すのも恥ずかしくない。あとは直近の体験という枕詞があるおかげで、質問者がイカれた音楽マウント野郎だったたしても、変な土俵に立たされる心配も無用。何を書いているのか訳がわからなくなってきたけど、このやり方なら愛すべき音楽に対する質問に背を向けずにいられるってな寸法です。僕は常に音楽に救われて生きているし、これからもずーっと音楽を聴いていきたいし、すべての音楽家達に愛があります。とにかく、音楽って最高!ほなまた!

How to

画面の穴は、編集長ロマンのリアルな腫瘍サイズ(発覚時5.2cm)と連動しています。この穴から覗き込むようにスクロールして読んでください。腫瘍が小さくなればなるほど穴も小さくなり、読みにくくなる仕様です。

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